築後約150年という古い民家の神棚です。
今も現役で、神社の御札が扉の向こうに祀られています。
両開きの扉が5箇所もあり、色はこげ茶で黒に近く
渋い光沢があります。
この神棚が飾られた頃は、この部屋には囲炉裏があり
煮物などが作られていたそうです。
その焚き火で燻されてこんな色をしているのだと聞きました。
生活の歴史を示す色なのだと思うと、この色がいっそう素晴らしいものに思えます。
私はこの神棚によくお願い事をします。
どこよりも望みを叶えてくれるような気がして、
気分が晴れ晴れと明るくなるのです。
「困ったときの神頼み」とは言いますが、「明るい気持ちになれる」ということも
十分に素晴らしいご利益だと思います。
何度も何度もリフォームされてきた古民家ですが、
神棚だけは昔と変らず住む人の暮らしを見つめています。
大きさ : およそ 横1m80cm、奥行き30cm、高さ35cm
材料 : 木材