散歩するたびに探し回っていた「モジズリソウ」に出会えました。
娘が見つけて写真に撮ってくれたのです。
子供の頃、野原で見つけた時は まだその名前を知りませんでした。
薄いピンク色の可愛い花が可愛らしくて、摘んで家に持って帰り
父に見せました。
父は、「ねじ花」だと教えてくれました。
ねじったように螺旋状の形で咲いている花を眺めて、
なるほどと納得しました。
さらに父は「万葉集に詠まれているよ」とも教えてくれました。
私が万葉集に出会ったのは高校生になってからでしたが、
その時 父親の博識ぶりに改めて感心したものです。
芝付(しばつき)の 御宇良崎(みうらさき)なる 根都古草(ねつこぐさ)
あひ見ずあらば 吾(われ)恋ひめやも
― 『万葉集』 東歌 巻14 3508 ―
(ねつこぐさ = モジズリソウ)
大きさ : 20cmぐらい